「これから配達の仕事を始めたいけれど、軽自動車の黒ナンバーを取るメリットは?」と疑問に思っていませんか?
白ナンバーのままお金をもらって荷物を運ぶことは違法となるため、お仕事をするなら軽自動車を黒ナンバー(営業用ナンバー)に変更する必要があります。
手続き自体は黒ナンバーを個人でとることも十分に可能ですが、軽自動車を黒ナンバーにする費用や、軽自動車の黒ナンバーの車検のルールなど、事前に知っておくべき重要なポイントがいくつかあります。
この記事では、これから個人で運送事業を始める方に向けて、軽自動車の黒ナンバーのメリット・デメリットをどこよりも分かりやすく徹底解説します!

軽自動車の黒ナンバーを取得するメリットとは?
軽自動車の黒ナンバーを取得する最大のメリットは、毎年の税金が大幅に安くなることです。
個人事業主として活動していく上で、固定費を抑えられるのは非常に大きな助けになります。
また、2022年10月からは制度が緩和され、乗用タイプ(5ナンバー)の軽自動車でも、座席を外すなどの構造変更なしで黒ナンバーを取得できるようになりました。
専用のバンを買わなくても、今乗っている車でそのまま仕事を始めやすい環境が整っています。
軽自動車を黒ナンバーにするデメリットと注意点
一方で、軽自動車を黒ナンバーにするデメリットも、事業を始める前にしっかり把握しておきましょう。
税金が安くなる反面、保険料が高くなってしまうのが最も大きな注意点です。
事業として毎日長距離を走るため、どうしても事故のリスクが高いと判断されてしまうからです。
維持費を計算する際は、税金の安さだけでなく、保険料のアップも必ず計算に入れておく必要があります。
白ナンバー(自家用)と黒ナンバー(事業用)の維持費・比較表
読者の方がひと目で違いを理解できるように、税金と保険料の具体的な金額の違いを表にまとめました。
| 項目 | 白ナンバー(自家用) | 黒ナンバー(事業用) | 違いと注意点 |
| 軽自動車税(年額) | 5,000円 | 3,800円 | 黒ナンバーの方が安い |
| 自動車重量税(2年分) | 6,600円 | 5,200円 | 黒ナンバーの方が安い |
| 自賠責保険(24ヶ月) | 23,150円 | 30,840円 | 黒ナンバーの方が高い |
| 任意保険料 | 通常料金 | 約2〜3倍 | 黒ナンバーの方が大幅に高い |
※金額は一般的な目安です。任意保険は等級や補償内容によって変動します。
黒ナンバーは個人でとることは可能?条件を解説
黒ナンバーの取得(正式名称:貨物軽自動車運送事業の届出)は、個人でとることができます。
法人である必要はなく、軽自動車1台からでも事業をスタートできます。
ただし、クリアすべき重要なルールがあります。
車をとめる「車庫」は、営業所(自宅でもOK)から半径2km以内に設ける必要があります。自己所有でも賃貸でも問題ありません。
また、乗用タイプ(5ナンバー)を使う場合、積める荷物の重さは「(乗車定員-乗車人数)×55kg以内」と厳密に決められています。
軽自動車の営業用ナンバー(黒ナンバー)取得の費用
軽自動車の営業用ナンバー取得にかかる費用は、ナンバープレート代の約1,500円前後と安価です。
しかし、2025年4月から新しい制度がスタートし、安全のための費用と受講が義務化されました。
これから始める方は、ナンバー取得の前に以下の手続きが必須となります。
・貨物軽自動車安全管理者の講習:3,700円(Eラーニングで5時間以上)
・適性診断(初任診断):4,800円(指定機関で受診)
このルールを知らずに運輸支局へ行っても手続きができないため、必ず事前に受講を済ませておきましょう。
参考資料:国土交通省「貨物軽自動車運送事業における安全対策の強化について」
軽自動車を黒ナンバーにすると車検はどうなる?
普通車のトラックなどは毎年車検が必要なケースが多いですが、軽自動車の黒ナンバーの車検はどうなるのでしょうか?
結論から言うと、軽貨物車(4ナンバー)の黒ナンバーの場合、車検は「初回も、それ以降もずっと2年ごと」です。
事業用の車でありながら、自家用車と同じペースで車検を受けられるため、車検の手間や費用を抑えやすいのは軽自動車ならではの特権と言えます。
まとめ:軽自動車の黒ナンバーのメリット・デメリットをおさらい
ここまで、軽自動車を営業用として使うためのルールについて詳しく解説してきました。

最後に、軽自動車の黒ナンバーのメリット・デメリットなど、大切なポイントをまとめます。
・メリット:軽自動車税や重量税などの固定の税金が安くなる!
・デメリット:自賠責保険や任意保険の料金が自家用より高くなる。
・白ナンバーでの有償運送は違法(罰則あり)なので必ず黒ナンバーを取得すること。
・2025年4月から安全管理者の講習(3,700円)と適性診断(4,800円)が義務化。
・車検は自家用と同じく2年ごとでOK。
手続きには少し専門的な部分もありますが、手順を踏めば個人でもしっかり取得できます。
正しいルールを守って、安全にお仕事をスタートさせてくださいね!


コメント